フェレットの性格は種類(ファーム)で決まる?歴史から学ぶ自分にぴったりの子の探し方
フェレットをお迎えしようと調べ始めると、必ず耳にする「マーシャル」「パスバレー」といった名前。これらは単なる商品名ではなく、彼らが育った**「ファーム(繁殖牧場)」**の名前です。
実は、フェレットの性格や体格、さらには将来的な健康リスクまで、この「種類(ファーム)」が大きく関わっていることをご存じでしょうか?
今回は、フェレットの長い歴史を紐解きながら、種類ごとの違いと、あなたにとって運命のパートナーとなる子の探し方を詳しく解説します。
1. フェレットの種類とは?「ファーム」と「カラー」の基本
フェレットには、犬のような「犬種」が存在しません。その代わりに、どの繁殖牧場で生まれたかという**「ファーム」**によって種類が区別されます。
ファーム(繁殖牧場)とは?

世界各地にあるファームでは、独自の基準で繁殖が行われています。ファームによって、避妊・去勢手術や臭腺除去のタイミング、マイクロチップの有無、そして何より「何を重視して繁殖させているか(性格の穏やかさか、体格の良さか)」が異なります。
野生からペットへ!フェレットの歴史と家畜化の背景
フェレットの歴史は古く、約3,000年前のヨーロッパでヨーロッパケナガイタチを家畜化したのが始まりとされています。もともとはウサギ狩りなどの「狩猟用」として人間を助けるパートナーでした。 現代のペットフェレットは、長い年月をかけて「人間と共生しやすい性格」へと改良されてきました。この改良の歴史が、現在の各ファームの特色に繋がっています。
2. 【ファーム別】フェレットの種類と性格の違い
現在、日本で主にお迎えできる代表的なファームの特徴をまとめました。
初めてでも安心!おっとり代表「マーシャルフェレット」

アメリカのマーシャルファーム出身の子たちは、世界で最もポピュラーな種類です。
- 性格: 非常に穏やかでおっとりしています。噛み癖が少なく、初めてフェレットを飼う方や、小さなお子様がいる家庭に最適です。
- 特徴: 体つきはやや細身で、耳には個体識別のタトゥー、首の後ろにマイクロチップが入っているのが特徴です。
活発で丈夫な人気者「パスバレーフェレット」

同じくアメリカ出身ですが、マーシャルに次いで人気の高いファームです。
- 性格: 好奇心旺盛で非常に活発。遊ぶことが大好きで、「フェレットらしいやんちゃさ」を楽しみたい方向けです。
- 特徴: 丸顔でがっしりした体格の子が多く、丈夫だと言われています。噛み癖のしつけは、マーシャルより少し根気が必要な場合があります。
個性派揃いのマウンテンビューやルビーフェレット
- マウンテンビュー: パスバレーに近い活発さを持ちつつ、カラーバリエーションが豊富です。
- ルビー: 比較的新しいファームで、小柄で愛らしい顔立ちが特徴。個体によって性格の振れ幅があるのも魅力の一つです。
3. フェレットの豊富なカラーバリエーション一覧
種類(ファーム)が決まったら、次は「カラー(毛色)」です。フェレットは成長とともに色が変化するのも楽しみの一つです。
王道の「セーブル」と「ブラックセーブル」
タヌキのような目の周りのクマドリが特徴的な、最も「フェレットらしい」カラーです。黒い刺し毛が多いのがブラックセーブルです。
白と模様が可愛い「ミット」と「パンダ・ブレイズ」
- ミット: 手足の先だけが靴下を履いたように白いタイプ。
- ブレイズ: 頭頂部に白い筋が入った模様。個性的でファンが多いカラーです。
希少な「アルビノ」や「シナモン」の特徴
- アルビノ: 全身真っ白で赤目。視力がやや弱い傾向にありますが、非常に神秘的です。
- シナモン: 紅茶のような明るい茶色の毛色。優しく柔らかな印象を与えます。
4. アニマレッジが教える!失敗しないフェレットの選び方
運命の一匹に出会うために、プロの視点でのチェックポイントをお伝えします。
初心者におすすめのファームと性別の違い
初めての方には、やはりしつけがしやすい**「マーシャルフェレット」がおすすめです。 また、一般的にオスは体が大きくおっとり**しており、メスは小柄で活発、知力的な傾向があります。抱っこをたくさんしたいならオス、一緒に遊びたいならメスという選び方も一つです。
お迎え前に確認すべき健康状態のチェックポイント
ショップでは以下の点を必ず確認しましょう。
- 目: 澄んでいて輝きがあるか。
- 鼻・耳: 鼻水が出ていないか、耳の中に黒い耳垢(耳ダニのサイン)がないか。
- お尻: 汚れがなく、清潔に保たれているか(下痢をしていないか)。
- 歩き方: 後ろ足がフラついていないか、力強く歩けているか。
多頭飼いを検討する場合の種類(相性)の考え方
フェレットは社交的な動物なので多頭飼いも可能ですが、性格の差が激しいとストレスになります。おっとりしたマーシャルの多頭飼いや、活発なパスバレー同士など、エネルギーレベルが近い子たちの方が成功しやすい傾向にあります。
5. まとめ:種類ごとの個性を知って運命のフェレットに出会おう
フェレットの種類(ファーム)選びは、これから10年近く続くパートナーとの生活の土台となります。 おっとりした子と穏やかに過ごしたいのか、やんちゃな子と毎日アクティブに遊びたいのか。自分のライフスタイルに合わせて、まずはファームを選んでみてください。
そして実際にショップへ足を運び、抱っこした時の「直感」も大切にしてください。あなたが素敵なフェレットライフをスタートできることを、アニマレッジは応援しています!
次の一歩として: 「お迎えに必要なケージやフードの準備リスト」や、「フェレット特有の病気と予防の知識」についても詳しく解説しています。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
あなたのフェレットに合わせた「ベストな育て方」を相談しませんか?
この記事でフェレットの種類や特徴についての知識は深まったかと思いますが、実際の性格や体質には大きな個体差があります。 「うちのファームの子、噛み癖がなかなか直らない……」「シニア期に入ってから食欲にムラがあるけど、どう工夫すべき?」といった、マニュアル通りにはいかない個別具体的な悩みは、ぜひアニマレッジのコミュニティで相談してください。
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